YOSHITO ISHII:ROTRINGER'S DIARY

日日是匍匐:時時跳躍

大有/DIARY

FLOWER展@高崎市美術館

梅雨の晴れ間、爽快な日曜。高崎市美術館・FLOWER展へ www.city.takasaki.gunma.jp いやはや圧巻でありました。 出展作家のひとり、ましもゆきさんが 会場におられたので諸々伺いました。 丸ペンにパイロットインクの一本鎗だそうです。 最長で1日14時間・10…

水彩試作

ちょっとだけ、水彩表現を。 たらし込みですね。 大作でも使えそうです。

初夏過ぎて

夏来たるらし、世間どうあれ

韓国単色画 チョン・チャンソプ

チョン・チャンソプ (丁昌燮,Chung Chang-Sup,정창섭) 昔の中国の次は現代韓国。韓国単色画。 70年代の韓国で出てきた画風です。 単色画は欧米でも人気が高いらしく、 個人の作品集がずいぶん出ています。 確かにホワイトキューブに展示するなら こういう…

浙派両頭

袁派の次は浙派。 明代の職業画家中心の画派です。 戴進・呉偉。これもいい。 どこの国でも時代が降るにつれて 技術はより洗練され、成熟を観ます。 それと引き換えに黎明期の新鮮さや素朴さは失われる。 日本でも江戸より室町の水墨画の方が あっさり目で質…

袁派両頭

清代の画家 袁江・袁耀の画集 袁派です。 明の浙派・清の袁派。 袁派とは清の時代に江南の揚州で活躍した、袁氏一族を中心とした画派です。 見ての通り、宋代の宮廷絵画・院体画(李郭派)のスタイルを引き継ぐ 正統的で緻密な筆致ながら、ダイナミックな作…

久々のナンディニ

二人展の打ち合わせで清澄白河へ。 帰りに南インド料理のナンディニ・清澄白河店へ。 nandhini.jp ・・流石に多すぎました。 レンズ豆のコロッケとノンヴェジ・ミールズ。 年齢のせいか食が細くなりつつあり、 レンズ豆のコロッケはいらんかったかな(完食し…

郎世寧・仙蕚長春図

郎世寧の仙蕚長春図です。 書籍というよりほとんど冊子。 横長の紙に印刷されて織り込まれている装丁です。 例によって乾隆帝の印がでかでかと押されています。 故宮博物院あるある。

陳之佛・于非闇

陳之佛と于非闇の画集を購入。 どちらも民国期の画家。 特にこの于非闇の作風が、 ベースは工筆画(中国絵画における緻密に描く技法)ですが、 南画あり水墨あり郎世寧風の陰影描写ありで幅広い。 そして賛が全て痩金体。これが超かっこいい。 この人の美意…

山口小夜子 未来を着る人

「山口小夜子 未来を着る人」展図録 yamaguchisayoko.com 前髪ぱっつんの黒髪ロング・切れ長を強調するアイライン。 当時の流行を逆手にとった「日本らしさ」。 (実際は大正期のモガあたりが元祖でしょうけど)。 こういったアジア的なステレオタイプ(必ず…

Adrian Ghenie

エイドリアン・ガーニー www.pacegallery.com 現代のF・ベーコンともいうべき画家。 キャンバスにコラージュし、その上から油彩で描いています。 Hatje Cantzから同じ装丁の作品集が二冊出ていますが 一冊目の作風の方がコラージュの断片が残されているのに…

最近購入した美術書籍・その14

別冊太陽・岩佐又兵衛 ヴォルフガング・ライプ 藤林叡三 エイドリアン・ガーニー 岡原大崋氏の著作数点 岡原氏の著作は指導書ばかりでご本人の作品集がありません。 ネット上のインタビューなど拝見しますと どうやら後進の育成に力を注いでおられるようで …

水張り祭り(小)

件の申請書も提出しましたので。 当然パネルを購入します、円形パネル。 下塗りをしたのちに紙を直張りです。

旅する日本画 士農力作品集

kanabee.com まず名前がユニークだ。 この人の名前で検索すると農業関係の記事も一緒に出てくる。 暗い下地に白い線(多分日本画の胡粉であろう)でビル群を描いています。 「旅する」と題していますが、率直に言って 各都市の個性や喧噪は作品からは殆ど感…

現代彫刻アンソロジー

現代彫刻アンソロジー。 掲載作品は殆どが木彫で後は金彫とミクストメディア。 日本では古来彫刻といえば木彫が中心で他は鋳造した仏像などが主ですが、 21世紀の現代でも特に木彫の良品が目立つことが不思議です。 木彫・具象、そして動物をモチーフにした…

最近購入した美術書籍・その13

久々にまとめ買いしました。 直接的に自作に影響せずとも、インプットが必要です。 欲するものがあります。 現代彫刻アンソロジー 旅する日本画 士農力作品集 別冊太陽 雪舟決定版 日本美術の底力

人間のいる風景@高崎市美術館

久々の高崎市美術館です。 人間のいる風景展。 目当ては深井克美とラインハルト・サビエ。 深井克美は高校生の時、教科書で見た「青春2」がずっと印象に残っていて。 最近になってようやく作者名にまでたどり着きました。 ラインハルト・サビエは大学時代に…

実験と加筆

かねてから水彩表現を取り入れようと思っています。 たらし込みをベタ面に使う。 あるいは今まで単なる白バックだった背景に使う、など。 自作でよく多用しているドットをマスキングインクで表現する、など。 たらし込みと顔料インクの相性はどうか、など。 …

季節もの

小さい生きものが活発に動き出す季節です。 というわけでヤモリです。 毎年捕まえている気がする。 季節もの、といえばこれも。 両親からもらったエリザベスメロン。

夏は来ぬ

五月を目前に、既に25℃。 扇子のはかどる季節です。

縦か横か

もともと集中力が続く人間ではありません。 学生時代油彩を描いていたこともあり、 基本的に画面は立てた状態で描いてきましたが、 小品は寝かせて描きます。 立てて描く時よりも相対的に集中して描けます。 それなら大作も・・と思い、 毎回描く前に一応寝…

1点完成

円形作品1点完成です。 大作・小品諸々作りたいところですが、 時間を計算して作っていかなくてはなりません。 円形ももっと大きい作品に取り掛かりたい。

外飼い日和

昨年亀を拾ってから一冬室内で越させまして、 気温も高くなってきたので外飼いを始めました。 直射日光に弱いのは亀も同じらしく、 そうなるとこれからの夏に向けて、日陰をどう作るかです。 雨も心配であります。

白描に紅

実のところ、白描画こそ美しいと思います。 自分の作品にとって、色は補助的な役割でしかありませんでした。 故あって今はそれなりに色をふんだんに使っていますが 本来ならモノクロームこそ、と思っています。

高崎城址 桜 2020

世情がどんな風であれ 何はなくとも桜を観なければ 日本の春も始まりません。 梅はどうしたと言われそうですが。

一点完成

本棚に立てかけて作品を撮ることが 習慣になりつつあります。 すぐ次に取り掛かります。

聖なる海鞘

群馬の酒・聖。 渋川の蔵元のお酒だそうです。 「町田酒造が好きならこれも」とFBで言われ。 始めに酸味が来る感じとか、確かにちょっと似ています。 で、近所のス-パーに海鞘が早くも出回っています。 とはいえ海なし県の群馬ですのでいつ店先から消えるか…

最近購入した美術書籍・その12

THE UPSET YOUNG CONTEMPORARY ART 2008年に出版された作品集です。 あの当時流行った(?)ダークファンタジー系の具象絵画ばかり。 暗くて毒々しい作品が多く、観ていてちょっとくたびれます。 もうちょっと変化が欲しいかな。 オリオン 深井克美 全画業 …

春風亭一之輔独演会@葡萄屋寄席

昨年も行きましたが今年も。 www.budoya.net 春風亭一之輔独演会@葡萄屋寄席 諸事情でどうなるかと思われましたが無事開催されました。 長屋の花見・蒟蒻問答・甲府い。たっぷり三席。 今回は早々に売れて滑り込みでアリーナ席でした。 お客さんの入りは7割…

木を植える。

Even if I knew that tomorrow the world would go to pieces.