YOSHITO ISHII:ROTRINGER'S DIARY

日日是匍匐:時時跳躍

春風亭一之輔独演会@葡萄屋寄席

 

春風亭一之輔独演会@葡萄屋寄席

 

www.budoya.net

 

 

 

「茶の湯」と「意地くらべ」。

 

 

茶の湯は例によって一之輔師流の工夫がふんだんに入るスタイル。

通りすがりの人を拉致拘束して茶の湯に強制参加させたり。

 

 

さて意地くらべ、初見の噺。珍品らしい。

タイトル通り、50円借りたはっつぁんと貸した隠居の意地くらべの噺。

「井戸の茶碗」と「三方一両損」を足したような。

 

正直、ちょっと飲み込みづらかったです。

 

50円返す際の強情隠居への八五郎の弁明の内容が、一度目と二度目で本質的に同じ

(二度目はより詳細に説明してるだけ)。だけど隠居はそれで納得しちゃう。

そこがちょっとうーん、と感じられたのか、あまりしっくりこない噺でした。

「井戸の茶碗」も「三方一両損」も、強情をひっくり返す機転が途中で入るので

「意地くらべ」もいつそれが来るのかと期待していたら

結局はっつぁんが寄り切って勝ちました、という。

その押し相撲の滑稽さを楽しむ噺なんだろうかね。

 

あるいは上記2つと比べると「転」のインパクトが弱い分、

あまりされなくなっちゃったのかな。

 

 

 

 

新年ベトナム料理

 

 

THIEN BAO QUAN 天宝店

 

 

 

 

ビーフシチューフォーと猪の蒸し物。

ビーフシチューフォー、よく煮込まれた牛スネ肉の美味さ。

そして猪の蒸し物(イノブタではないかと思う)の匂いのすごいこと・・

野趣溢れるとはこういう事を言うのでせう。

 

ベトナム料理ってなんとなくおしゃれなイメージが先行しがちだが、

猪だの山羊だの蛇だのホビロンだの、実際はなかなかな食材がありますよね。