YOSHITO ISHII : ROTRINGER'S DIARY

日日是匍匐 時時跳躍

居巣居廉畫集

 

 

居巣・居廉は清朝末期の画家。

従兄弟関係のようです。居巣・居廉とありますが、

ほぼ居廉の作品が収録されている。

後に嶺南画派と呼ばれる清末の広州を中心とした画派の祖、だそうな。

当時から貿易港であった関係で、海外の情報が多く入ってくる環境にあった広州。

嶺南画派は明治日本にも留学していて、

西洋絵画や日本画からも影響を受けているそうです。

確かにちょっと郎世寧にも似てるかな。中華風西洋リアリズム。

西洋絵画の陰影表現を中国絵画の技法で表現するとなると

溌墨で立体感を出すほかありません。

 

 

嶺南画派。

いわゆる近代中国の水墨画というとこういう感じの絵がよく出てきます。

率直に言って、鉤勒を使わず没骨を多用した写意画はあまり好きではありませんが、

このくらい古典の要素が残った画風なら許容範囲。