YOSHITO ISHII:ROTRINGER'S DIARY

日日是匍匐:時時跳躍

初春の東京 ART TOUR 2023 その1

 

時を置かずに東京へ

今回は上野と東京駅周辺ですので楽です。

その分多くの場所を回れました。

 

 

エゴン・シーレ展@東京都美術館

 

https://www.tobikan.jp/exhibition/2022_egonschiele.html

 

 

一番良いなと思った花の作品。岩のようでどこが花なんだっていう感じもしますが

 

 

エゴン・シーレという人は人体というモチーフの

形そのものに興味があったのかなと思います。

不自然なポージングや足首でカットする構図。

あくまで絵作りのための素材というかモノとして観ている、という印象。

この後に観た佐伯祐三の印象が強く、シーレの印象が

やや褪せてしまいました。

 

 

 

大竹伸朗展

 

www.takeninagawa.com

 

 

 

 

 

膨大な大竹作品群ですが、自分はやはり「絵画の体を成している」作品が好きです。

作者の手が細かく入っている作品が良い。

大竹さんの大掛かりなインスタレーションの中にも好きな作品はあるのですが、

彼に限らずインスタレーションは大掛かりになると

「だからなんなの?」という感覚になりがちです。

素材感が強くなりすぎるというか、作品というより本当にただの設置物、

という印象になりがち。

「ニューシャネル」や「宇和島駅」くらいのスケールなら粋ですが。