新前橋ロータリー寄席@群馬県社会福祉総合センター
予てから生で聴きたかったのですが、遂に聴いたぜ三遊亭兼好!
演目はなんと開口一番からの前座噺「味噌豆」と「宮戸川」。
前座役がいないのでめくりと座布団返しを師匠がご自分でされていました。
通常前座は丁寧に大きな声でゆっくりと話すのですが、
流石師匠、味噌豆ってのはこうやるんだよといわんばかりの軽くて
すいすい進む語り口でめくりと座布団を返して颯爽と去ってゆく。粋です。
宮戸川。この噺はともすると半七の描写がうぶすぎて
もたつく感じがフラストレーションになるのですが、
これも必要最小限に抑えた人物描写でサクサク進む。
テンポとスピード感の良い噺の中に細かいくすぐりがふんだんに、
自然に入っている。
余計な描写がなく進んでいくので聴いていてすごく気持ちが良い。
こういう人を名人というのでしょう。
達人の流れるような筆さばきを観た思いでした。
三遊亭ときん師匠の「親子酒」の酔っぱらい描写で帰って一本つけたくなり。
そしてできたくん、存在は知っていましたが「発泡スチロール芸」って
どういうものかと思ったら「紙切り」なんですね、面白かった。
できるかな!キングテレサ!