村田峰紀 Transition展
@rin art association・まえばしガレリア
アンフォルメルというか、放浪の画家・ヴォルス(Wols)をちょっと想起させるスクラッチ
先々週に引き続き(一人の作家の展覧会をひと月に二件も観に行くなんてなかなかない)。
ご本人とも会話す、20年ぶりでしょうか。
大学在学中からパフォーマンスをしていて、
その延長線上にこれらの辞書を用いた作品ができたそうな。
がりがりとガラスをひたすら引っ掻くような
ドローイングパフォーマンスの映像も流れていました。
無作為、というか視覚情報にとらわれない表現、というところが眼目らしい。
自分としては彼の引っ搔くようなタッチに、
予備校時代に観た彼の自画像がやはり思い起こされるのでした。