所用あって伊勢崎へ。
帰りに新しく出来たヴェトナム料理店で夕食を認める。
伊勢崎には昔からヴェトナム料理店が入れ代わり立ち代わりしていますが、
大分垢抜けた店内でした。
※すでに閉店してしまいました、残念・・
所用あって伊勢崎へ。
帰りに新しく出来たヴェトナム料理店で夕食を認める。
伊勢崎には昔からヴェトナム料理店が入れ代わり立ち代わりしていますが、
大分垢抜けた店内でした。
※すでに閉店してしまいました、残念・・
上野のカプセルにて一泊し、渋谷経由で駒場へ
白磁展@日本民藝館
この白磁にしても或いは長次郎の黒楽茶碗にしても、
これが正解とばかりに最初から究極形をバン!と提示されてしまい、
後世の陶芸家が皆きりきり舞いさせられている、という感じがします。
つまり絶対的な美。究極の白と黒の前では後世の諸々の作為がどうしても
小賢しい印象に映ってしまうのです。
つい時間を忘れてしまいました。
続きまして泉屋博古館。狩野芳崖と四天王展。
仁王も悲母観音もおらず。ちょっと物足りないか。
偉大な師を超える弟子はなかなかいない、というより、
おそらく師匠より勇名を馳せた時点で「弟子」という文脈は
希薄になっていくものなのでせう。
例えば大観も彼の弟子筋ですが、独立した名前ですよね。
HYPER LANDSCAPE@ワタリウム美術館。二十年ぶりのワタリウム。
B-BOY彫刻、もう二三点あっても良かったかな。
OBATAさんの作品は木彫という所がよいのだと思います。
ブレイクダンスから着想を得たアクロバティックな体勢と
フォーマリスティックなコスチュームは、例えば素材がFRPだったら
陳腐な製品感が出てしまうんじゃないかと。
梅沢さんが高1で作ったという「WINDOWS ZERO」が素晴らしかった。
デスクトップPCのフレームを使った箱庭様のオブジェ。
初期衝動が勝ちがちな年頃だと思うのですが、実によく整理されていると感じました。
最後は盛田亜耶「最後の晩餐」@ギャラリー・アートアンリミテッド
ギャラリーにはほとんど行きませんが、
ツイッターで見かけて以来、オリジナルを観てみたかった作品でした。
作品によってライティングの色合いが異なるのは
裏面に蛍光塗料を塗布しているとのこと。
聖書的なテーマのようです。
卓越した技術の確かさは当然のこととして、
問われるべきはやはり主題です。
そんなわけで充実した二日間でした。
10月初め、久々に東京にて二日間に渡り美術館巡り。
まずは上野を振り出しに。
藤田嗣治回顧展@東京都美術館。
https://www.tobikan.jp/exhibition/2018_foujita.html
藝大時代から始まり、パリに渡ってエコール・ド・パリの画家となり、
帰国後「誰よりも悲惨な」戦争画を描き、しかし戦後批判を浴び、
再びパリへ渡って擬人的な動物画や宗教画めいた作品を描きつつ、
二度と日本には戻らなかった藤田。
回顧展ですので展示風景から作家の人生を連想するのは
当たり前と云えば当たり前ですが、変転常無きといいますか、作風の変化の幅の広さ。
彼が生きていく中でその都度置かれた立場がそのまま作品に表れているようでした。
特に後半生の動物画からは非常に得体の知れない感じが湧きあがってきます。
そして晩年の(やや滑稽な感じもありつつ)、宗教画の切実さ。
大報恩寺展@東博・平成館
大報恩寺には何度か訪れています。十大弟子像とお多福のお面コレクションで有名。
普段は寺院の脇にある薄暗い展示場で横一列に並んでいる十大弟子ですが、
ここでは一人ひとり独立して展示され、コーラスからソロに隠されたような展示。
その分一体一体後ろまでじっくり観ることが出来ました。
そのまま東洋館にも。
ここはいつ行っても殆ど人がいませんが、
中国絵画等、観るべきものが結構あるのです。
自分のコレクションだからってあらゆるものにサインや印鑑をしたがる乾隆さん
そして東京駅に移動、東京ステーションギャラリーへ。横山崋山展。
https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201809_kazan.html
曽我蕭白に師事したそうですが蕭白から乱暴力を取っただけみたいで、
正直言って物足りなさが否めませんでした。
それより次回の吉村芳生展ポスターに気を取られ。
最後は落語。
柳家小三治@鈴本演芸場。
演目は死神。御歳のせいか、正直声が弱く(しかも「死神」ですし)・・。
例によって、御徒町の延吉香にて夕食を。
辛いものばかりでビールが捗る捗る。