YOSHITO ISHII:ROTRINGER'S DIARY

日日是匍匐:時時跳躍

第105回葡萄屋寄席@高崎シティギャラリー

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葡萄屋寄席@高崎シティギャラリー

柳家喬太郎・古今亭菊之丞二人会。菊之丞師匠は「唐茄子屋政談」。

好きです菊之丞師匠。コテコテの古典派な師匠ですが

「飲む打つ買うは男の三道楽(さんどら)煩悩だ、

 などと言えたのは我々の師匠の時代まででして」と、

ちゃんと現代風にキャッチアップしたマクラ。

YouTubeの会員限定でオンライン呑み会をやっておられるそうな。

その中に落語好きの小学生女子(お弟子さんの雛菊さんのファンらしい)がいるそうで

その日はたまたま他の参加者がおらず、

仕方なくその子とサシ呑みする師匠。

 

 

思うに菊之丞師匠の落語って美味しいスープカレーみたいだな、と。

人物描写を深く掘り下げて描写しているわけではない、

すごくさらっとしていて軽い描写。でもコクはちゃんとある。

落語の表現として程よい感じ、うまく言えませんが。

 

喬太郎師匠は「夢の酒」。時間があるせいか、超たっぷりのダイジェスト風まくら。

もうおなじみの膝隠し用の釈台、笑点の司会者が作ってくれたんです、と

その場で折りたたんで見せてくれる師匠(Ⅿ字開脚!)。

いつものキョンキョンでした、ありがとう。

 

 

 

 

次回は柳家三三師匠の独演会。

一瞬葡萄屋さんが仕込んだのかと疑う並びのチラシ

(師匠はマクラでよく「ミミ(三三)ちゃんと呼んでください」と仰る)