佃弘樹と尹亨根(ユン・ヒョンクン)
韓国抽象画の巨匠と日本の若手。
佃氏の作品は六本木クロッシングでも拝見しました。
もの派、特に李禹煥に共感するという佃氏。
具体的な建築物の画像をコラージュしているのですが
全然具体性というか物語性が感じられない。
抽象が描きたいんですね。
佃弘樹と尹亨根(ユン・ヒョンクン)
韓国抽象画の巨匠と日本の若手。
佃氏の作品は六本木クロッシングでも拝見しました。
もの派、特に李禹煥に共感するという佃氏。
具体的な建築物の画像をコラージュしているのですが
全然具体性というか物語性が感じられない。
抽象が描きたいんですね。
遠出ができない状態なので、代わりに美術書籍を買うことで代替えしています。
狩野派や室町時代の水墨画。
雅邦の師である狩野養信に興味が湧きました。
検索するとさまざまな画風で描いてきたことが分かります。
大和絵あり水墨あり、
当時の中国絵画であるこってりした南蘋風まで、
依頼に応じてなんでも対応できた人だったのでしょう。
そして10年ぶりに購入した美術手帖。
正直随分あっさりした感じになったな、と思いました。
上海アートシーンについて。
巻頭の徐震がよいと思いました。
ただ選んでいるモチーフは多分に戦略的な感じです。
作家を物語として消費する傾向は好きではありませんが、
やっぱり個人の癖や嗜好が「無意識に」にじみ出ている表現の方が
面白いと思います。
同じく巻頭で紹介されていた陸揚はキッチュ過ぎて洗練があまり感じられず
ビジュアル的にはいまいちでしたが、インタビューで
「制作は個人的な動機に基づく」
「成功する芸術家には総合力が必要だが自分はひたすら作っていたい」
と語っており、共感するところ大でした。
この特集の中国人作家のインタビューは総じてわかりやすく
好感が持てます。
普段は日本酒やらビールやらですが、
ラープをこさえる度にライムやミントを使うので
モヒートが飲みたくなったのでした。
バカルディ・モヒートに炭酸とミント・ライムで。
爽快ですがあまり酒感はありません。いずれ本場に倣い、
ハバナ・クラブにて。