最近購入した画集。
個人的に、絶対に観なきゃいけないんだけど
まだ観ていない作家たち、という存在があります。
小谷元彦さんもその一人。
作品を「亡霊」と呼ぶ、その“亡霊”という言葉の意味。
骨やはく製など具体的なモチーフを使いつつ、
やっぱり物語性を巧みに換骨奪胎させているというか、
スルーしている作品群に惹かれます。
桜狂の譜。
江戸の桜画について。
桜こそ日本の花、と日本人が錯覚するに至る経緯。
十八世紀京都画壇。
若冲・芦雪等奇想の絵師たちのコスモスの中心にいるのが
「正統派」の円山応挙という18世紀の京都絵画、という辻惟雄先生説。