南国の次は北国で。
深井克美
北海道函館生まれ。独学で絵を描いていましたが精神を病み、
30歳で自死してしまいました。
この人の作品も教科書で観て以来、ずっと覚えていたのですが作家名を思い出せず、
ようやく探し出すことが出来ました。エルンストの影響が見て取れます。
抽象性の強い画面に「目」や「フック」といった具体的なモチーフが描かれていて、
それが鑑賞者が絵に入っていく手がかりになっています。
ラインハルト・サビエ(Reinhardt Sobye)
ノルウェーの作家です。20年前、今は無き小田急美術館で個展が開催されました。
この作家も独学ですが、一つ一つの作品が大きく、
また卓越した描写力とコラージュを合わせた画面作りが特徴です。
北欧の作家らしい冷たい作風で社会から疎外された人々のポートレートを
描いています。