YOSHITO ISHII:ROTRINGER'S DIARY

日日是匍匐:時時跳躍

見たての夢

旅館の宴会場。畳敷き。

宴会料理のお膳がずらっと二列並んでいて、人も差し向かいにずらっと座っている。
なにやらその場で劇が始まる。

女性が立ち上がり、真向かいの男性を指差して何事か台詞を叫ぶ。
このふたりは夫婦という役どころなのだが実際に夫婦でもあり、
「感情が入り過ぎている」と誰かから指摘が入る。
男性は「もっと冷静になれ」という感じで手を払う。
女性はあせった様子で両手で口を覆い、倒れこむ。気を失っている。
介抱されている彼女を見て冷静を装っている旦那だが、よく見ると涙ぐんでいる。
・・という夢なりき。シュールにもほどがある。