YOSHITO ISHII:ROTRINGER'S DIARY

日日是匍匐:時時跳躍

喩継高

喩継高画集 彼の画風は率直に言って特徴が捉えにくかったのですが, かなり水彩寄りの工筆画、という印象を受けます。 枝を描く時に輪郭線を描かず没骨や溌墨で表現しています。 線を節約した,水彩に近い表現。 よく観ると蓮の葉一枚一枚にまで溌墨法で描か…

星野美智子全版画集・内容と技法の関係

星野美智子全版画集 www.michiko-hoshino.com リトグラフと写真製版、あとCGも。 ボルヘスというアルゼンチンの小説家の小説から着想を得た作品だそうです。 生憎不勉強で名前さえ知りません。マジックリアリズム、だそうな。 (ガルシア・マルケスとかそのへ…

古越龍山

興味の矛先が江戸絵画から中国工筆画へ移ったので? 飲みものも日本酒から紹興酒へ。 古越龍山善醸仕込み、これが甘くてうまいのです。 紹興酒、香醋の香りと玄妙な味で敬遠する向きも多い酒ですが、 これはかなり万人受けすると思います。 (私は鎮江香醋を…

紅粼

紅粼(Korin) 2020 Φ22.7(cm) ink on Kent paper

南宋四大家絵画精品集

南宋の四大家と呼ばれる画家たちの作品集。 李唐・劉松年・馬遠・夏圭。 北宋南宋通じて宋代の水墨画は中国絵画の原点と呼ばれ、 崇拝に近い扱いを受けているようです。 中国の古典絵画は個々人が作品集を出せるほど作品が現存していないため、 抱き合わせで…

現代工筆画・高茜

画境・高茜 いかにも工筆画の新世代といった風情。 余白の多い構図とシンプルなモチーフ・静謐で淡い色彩に、少し性愛の香りが漂う。 この「画境」シリーズ、若い作家を扱っていていいんだけど、 版の大きさ(B4くらいある)に対して超薄いので、 大抵どこかし…

大細密展2020・展示風景

大細密展2020・展示風景です。 毎回毎回のスタッフの方のご尽力に 感謝いたします、ありがとうございます。 www.gallerycomplex.com

陳洪綬

陳洪綬 工筆画のつもりで購入したら、 豈はからんや文人画でした。 花鳥はともかく、人物画のこのユルさ。 でもちょっとアウトサイダーアートっぽくて、 線ものびやか。白隠にもちょっと似ています。 いい味わいがあります。 ご本人は画工としてしか扱われな…

大細密展2020

大細密展です。 細密展は昨年も出展しましたが大細密展は3年振り。 アートコンプレックスセンターに予約の上、お越しください。 当日でも予約は可能です(余裕でとれるかと思います)。 また期間中はオンラインでも作品を販売しております。 2020年7月29日(…

現代工筆画・蘇小松

蘇小松(苏小松) zh.twgreatdaily.com 自筆のサイン入りでした。根源師傳淑心、かな。 1964年生まれ、生粋の上海人。 新海派(新海上画派)の領袖、などと紹介されています。 清末に新興都市の上海を中心に出てきた芸術潮流を海上画派といい、 その現代版が新…

Outer Sunset

しじまの夏に あるいは始まらなかった一日の終わりに www.youtube.com

現代工筆画・沈寧

沈寧(沈宁) 全て絹本着色。超絶的に巧いのは勿論ですが問題は内容です。 穏当な作品の影に、かなり性的な作品も(検索すると百合まで出てくる)。 観る人によってはちょっと嫌悪感を催しそうな作品も。 描かれた動物たちは性的な欲望の象徴でしょう。 驚くべ…

森嶋ふたたび

森嶋 美山錦 純米吟醸 morishima-sake.jp 前回は純米酒でしたが こちらは美山錦の純米吟醸。 甘さはさほど強くなく、酸は強め。 やっぱり純米酒の方が甘さがあって好きです。

揚げそば斯くあるべし

帰りに龍翔飯店にて揚げそばと干豆腐。 個人的には、中華料理店は揚げそばに すべてがかかっていると言っても過言ではない。 ここは油っこくなく、最後まで食感の変化を楽しませてくれる。 揚げそばって毎回ボリュームにぎょっとさせられるけど それは揚げ麺…

FLOWER展@高崎市美術館

梅雨の晴れ間、爽快な日曜。高崎市美術館・FLOWER展へ www.city.takasaki.gunma.jp いやはや圧巻でありました。 出展作家のひとり、ましもゆきさんが 会場におられたので諸々伺いました。 丸ペンにパイロットインクの一本鎗だそうです。 最長で1日14時間・10…

榮光冨士 純米大吟醸 七星

榮光冨士 純米大吟醸 七星 www.e-sakenom.com 山形の酒です。 ジャケ買いですが、大当たりでした。 微炭酸・酸味多め。甘さありキレあり。 自分の好きな町田酒造似。 こういう酒に出会うと嬉しくなります。

台中・豊藝館《游春Spring Fun》

台湾・台中の豊藝館というギャラリーで 当方の作品が1点展示されているようです。 詳細は不明(5月6日までとありますが期間延長されたようです)。 お近くの方は是非。 www.fong-yi.com.tw

水彩試作

ちょっとだけ、水彩表現を。 たらし込みですね。 大作でも使えそうです。

KaNAM Art Wall COLORS展@Karuizawa New Art Museum

下記のグループ展に出展致します。新作3点。 軽井沢での出展です、ぜひお越しください。 尚、オンラインでの作品購入も可能です。 KaNAM Art Wall COLORS展@Karuizawa New Art Museum 2020年7月21日(火)~9月6日(日) www.giantmango.com

初夏過ぎて

夏来たるらし、世間どうあれ

韓国単色画

チョン・チャンソプ (丁昌燮,Chung Chang-Sup,정창섭) 昔の中国の次は現代韓国。韓国単色画。 70年代の韓国で出てきた画風です。 単色画は欧米でも人気が高いらしく、 個人の作品集がずいぶん出ています。 確かにホワイトキューブに展示するなら こういう…

浙派両頭

袁派の次は浙派。 明代の職業画家中心の画派です。 戴進・呉偉。これもいい。 どこの国でも時代が降るにつれて 技術はより洗練され、成熟を観ます。 それと引き換えに黎明期の新鮮さや素朴さは失われる。 日本でも江戸より室町の水墨画の方が あっさり目で質…

袁派両頭

清代の画家 袁江・袁耀の画集 袁派です。 明の浙派・清の袁派。 袁派とは清の時代に江南の揚州で活躍した、袁氏一族を中心とした画派です。 見ての通り、宋代の宮廷絵画・院体画(李郭派)のスタイルを引き継ぐ 正統的で緻密な筆致ながら、ダイナミックな作…

町田酒造の夏酒

この時期出てくる日本酒、夏酒。 町田酒造・夏純うすにごり。 www.seiryo-sake.co.jp その名の通り、うっすらとにごりがあります。 微炭酸・控えめな甘さ・キレのある苦み。 旨し美味し。

久々のナンディニ

二人展の打ち合わせで清澄白河へ。 帰りに南インド料理のナンディニ・清澄白河店へ。 nandhini.jp ・・流石に多すぎました。 レンズ豆のコロッケとノンヴェジ・ミールズ。 年齢のせいか食が細くなりつつあり、 レンズ豆のコロッケはいらんかったかな(完食し…

郎世寧・仙蕚長春図

郎世寧の仙蕚長春図です。 書籍というよりほとんど冊子。 横長の紙に印刷されて織り込まれている装丁です。 例によって乾隆帝の印がでかでかと押されています。 故宮博物院あるある。

陳之佛・于非闇

陳之佛と于非闇の画集を購入。 どちらも民国期の画家。 特にこの于非闇の作風が、 ベースは工筆画(中国絵画における緻密に描く技法)ですが、 南画あり水墨あり郎世寧風の陰影描写ありで幅広い。 そして賛が全て痩金体。これが超かっこいい。 この人の美意…

山口小夜子 未来を着る人

「山口小夜子 未来を着る人」展図録 yamaguchisayoko.com 前髪ぱっつんの黒髪ロング・切れ長を強調するアイライン。 当時の流行を逆手にとった「日本らしさ」。 (実際は大正期のモガあたりが元祖でしょうけど)。 こういったアジア的なステレオタイプ(必ず…

Adrian Ghenie

エイドリアン・ガーニー、であります。 www.pacegallery.com 現代のF・ベーコンともいうべき画家。 キャンバスにコラージュし、その上から油彩で描いています。 Hatje Cantzから同じ装丁の作品集が二冊出ていますが 一冊目の作風の方がコラージュの断片が残…

最近購入した美術書籍・その14

別冊太陽・岩佐又兵衛 ヴォルフガング・ライプ 藤林叡三 エイドリアン・ガーニー 岡原大崋氏の著作数点 岡原氏の著作は指導書ばかりでご本人の作品集がありません。 ネット上のインタビューなど拝見しますと どうやら後進の育成に力を注いでおられるようで …