最近購入した作品集・その3

 

南国の次は北国で。 

 

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深井克美

はこだて人物誌 深井克美

 

北海道函館生まれ。独学で絵を描いていましたが精神を病み、

30歳で自死してしまいました。

この人の作品も教科書で観て以来、ずっと覚えていたのですが作家名を思い出せず、

ようやく探し出すことが出来ました。エルンストの影響が見て取れます。

抽象性の強い画面に「目」や「フック」といった具体的なモチーフが描かれていて、

それが鑑賞者が絵に入っていく手がかりになっています。

 

 

 

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ラインハルト・サビエ(Reinhardt Sobye) 

www.hypeless.org

 

ノルウェーの作家です。20年前、今は無き小田急美術館で個展が開催されました。

この作家も独学ですが、一つ一つの作品が大きく、

また卓越した描写力とコラージュを合わせた画面作りが特徴です。

北欧の作家らしい冷たい作風で社会から疎外された人々のポートレートを

描いています。

 

 

最近購入した作品集・その2

 

東南アジアの作家を二人。

 

ここ数年の東南アジアのアートの発展はハード・ソフトともに目覚ましく、

経済成長と連動して美術表現が進化しているのが見て取れます。

  

ロナルド・ベントゥーラ(Ronald Ventura)

 

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フィリピンの作家です。

フィリピンにはこのような毒々しい感じの作家が多い印象があります。

この作家の作品も非常に毒々しいイメージが強いですが、

様々なモチーフを多層的に重ねた画面構成と

確かなリアリズム描写が魅力的です。

 

 

 

ナティー・ウタリット(Natee Utarit)

 

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タイの作家です。

ヨーロッパの古典美術における「メメント・モリ(死を思え)」的なモチーフ。

タイのイメージもちらほら出てきますが、

全体的に北方ルネサンスの影響が強く観てとれます。

 

 

最近購入した作品集・その1

 

勉強と趣味を兼ねて、画集・図録・作品集をよく購入します。

最近購入したものを紹介します。

 

インカ・エッセンハイ(Inka Essenhigh)

 Inka Essenhigh

 

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アメリカの作家です。

昔の美術手帖で「北斎とディズニーとダリのリミックス」みたいな

紹介のされ方をしていました。アメーバのような造形センスを持っていて、

具象と抽象を往復しているような作風です。

amazonでもあまり作品集を見かけませんでしたが、

今年バージニア現代美術館にて個展が開催され、作品集が出版されました。

 

www.virginiamoca.org

 

 

リサ・ミルロイ(Lisa Milroy)

 Home | Lisa Milroy

 

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カナダの作家です。

20年以上前に青山ブックセンターで立ち読みした記憶があるのですがその時は買わず、

また作家名も忘れてしまい、以来ずっと探していたのですがようやく見つけました。

モチーフを画面にコレクションするかのような、

いかにもアメリカ圏でありそうなリアリズム系の作風です。

モチーフを商品棚のように横一列に並べる並べ方なども、

日本人には少し受け入れがたいかもしれません。